私はちょっとした憧れを抱いていました

イーゼルという言葉を長い間使っていなかったので、何のことだったか思い出すのに少し時間が掛かりました。絵を描く時にカンバスなどを固定したり展示したりするのに使うアレですね。学校の美術室なんかにあって、美術部の人たちは使っているようでしたが、一般生徒が使うことってほとんど無くて、私はちょっとした憧れを抱いていました。

OL時代に趣味で写真に凝っていたことがあります。何気なく立ち寄った文具店で高さ20cmぐらいの小さいイーゼルを見付け、これに写真を飾っていました。

イーゼルに立てかけているだけだと写真がペラペラして、ちょっとした空気の流れで落ちてしまうので、写真をハードタイプのカードケースに入れていました。

レストランやお菓子屋さんなどで、イーゼルにメニューを書いた黒板を立て掛けて使われているのを見ると、おしゃれで憧れます。近所の洋菓子店の店頭にも置いてあるのですが、毎日新しい内容に書き換えられているので、「今日は何が書かれているかな」と見るのが楽しみです。

よく行く雑貨店で、「お店のメニュー用にいかがですか」みたいな感じで黒板とイーゼルのセットが販売されています。何度かおうち用に買っちゃおうかなと思ったことがあります。将来自分のお店を持つようなことになったら絶対使いたいです。買っちゃうのはその時までのお楽しみにとってあります。

長い間忘れていたのに、イーゼルに憧れていたことをまた思い出してしまいました。


高校時代の象徴といっても過言ではない

イーゼルをみると、高校時代を思い出します。何故かというと、私は高校の三年間を美術部で過ごしたからです。放課後になると、美術室に集まり、部員とワイワイしながら自分の作品を仕上げていた日々を思い出します。

油絵の具で良い具合に汚れたイーゼルが今でも頭に浮かびます。

そんなイーゼルは私の高校時代の象徴といっても過言ではありません。そのくらい前に座り、筆を持つ時間をたくさん過ごしてきました。

そして、私は美術関係の仕事に就くことが夢でした。その夢はかなうことなく、今に至るのですが、イーゼルなどの画材用品を見るたびに、夢である仕事に就けなかった寂しさが頭をよぎります。

今となっては、職には出来なくても、子育てが落ち着いて自分の時間がゆったり持てるようになった頃には、またゆっくり 大好きな絵画でも描いてみたいなぁなんてぼんやり将来を夢みたりしています。イーゼルの前にゆったり座って、大好きな風景画を描けたらなんて楽しい時間だろうと思います。

イーゼルは、普通であれば見かける程度で、そこまで深い関わりのある人は少ないかもしれません。しかし、私にとっては、夢に向かって熱心に没頭した頃を思い出す、とっても心が温かくなる一品です。


もう少し余裕ができたら必ず実行する

イーゼルというと、油絵とかそういった趣味がある人には一般的なものなのでしょうけど、普通の人にはあんまり縁がないものです。私は学生時代美術関係をちょっとかじったことがありまして、その関係で水彩画、油絵、鉛筆画など絵と名のつくものはひととおりやっていました。下手の横好きというやつですからあんまりうまくはなりませんでしたが、当時は絵を描くことができるだけでうれしかったものです。

私はけっこう絵の趣味は長いこと捨て切れませんでしたので、社会人になってからも絵を描くための道具は手入れを欠かしませんでした。お気に入りのイーゼルももちろん持っていまして、これをもって全国いろんなところへ遠征したものです。こんなことができたのも若さゆえといいますか、自由な時間がたくさんあったということです。

最近は忙しくて手入れも怠っていたんですけど、忙しいときほどほっとするひとときがもちたいと思うのはサラリーマンの常らしく、私もイーゼルひとつと油絵セットを持って、車を思うまま走らせて、日が沈んだところの絵でも描きたいと思っています。

今の状態ではなかなか難しいですが、もう少し余裕ができたら必ず実行します。そのためにも、昔とった杵柄というわけではないですが、イーゼルなど道具の手入れは必ずやっておこうと考えています。


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